歴史にも刻まれた感染症「コレラ」

日本でも流行した感染症、コレラ

感染症のひとつに、コレラがあります。
コレラは日本にも大きな影響をもたらし、歴史にも刻まれている病気です。
名前は聞いたことがあるかもしれませんが、どのような感染症なのか分からない人は多いのではないでしょうか。
現代でも感染症は非常に危険なものですから、過去に流行した病気でもきちんと理解しておくことが大切です。

また、コレラよりも危険な感染症もあります。
インターネットで調べると、コレラよりも危険な感染症があることがすぐに分かります。
江戸時代の幕末に何と24万人も亡くなった感染症があり、こちらも注意する必要があります。

コレラについて考えるとき、こうした他の感染症についても考える必要があります。
あれこれ考えても仕方ないと思う人もいますが、今後も感染症は新たなものが流行する危険があります。
まだあまり知識がなかった人は、コレラについてこれからしっかり理解を深めましょう。

もともとはインドが起源

コレラはもともと、インドが起源の感染症です。
インドでは風土病と呼ばれる種類の病気でしたが、そこから世界のさまざまな国に広がったのです。
もちろんその中には日本も入っており、感染者もどんどんと増えるようになりました。

インドと言えば、ガンジス川やカレー、スパイスなどを思い浮かべる人もいるかもしれません。
コレラの起源がインドであることは、あまり知られていません。
もちろん、この事実を知ってインドに対してネガティブなイメージをもつ必要はありません。
ただ、どの感染症がどの国由来なのかは日常生活でも知識として役立つため、覚えておくといいでしょう。

日本でコレラが流行したのは1800年代で、激しい嘔吐や下痢などの症状がありました。
場合によっては死に至ってしまうケースもあり、当時の人は感染することを恐れていました。

衛生面が改善されて、終息に

日本でも感染が拡大したコレラですが、徐々に感染は終息していきました。
当時の日本は衛生環境が整っていませんでしたが、コレラをきっかけにさまざまな場所が見直されるようになりました。
そして感染しにくい環境が整備されるにつれて、発症する人も少なくなったのです。

ただ、現代の日本はとても衛生面が良いにも関わらず、新型コロナウイルスなどは感染が拡大してしまいました。
感染症への対策はまだ不十分な点が今でもあり、生活様式も見直す必要があるのです。

コレラは歴史的にも被害の大きな感染症でしたが、これを教訓に学べることはたくさんあります。
インターネットでもより深く学べるため、勉強してみるのも良いでしょう。
また、感染症はコレラだけではありません。
コレラよりも多くの被害者が出た感染症についても学ぶことで、更なる予防、対策にも役立つはずです。