コレステロール値改善。三つ葉とエノキの柚子胡椒和え

簡単にできる副菜で健康増進効果の高さが魅力

三つ葉は和のハーブとも呼ばれる香草なのですが実は健康に良いとされる栄養素を豊富に含んでおり、調理してもしなくても食することの出来る、きわめて有意な野菜と言えます。
また、えのきたけは、100g当たりのカロリーが22 kcalと低く、食物繊維が豊富に含まれ、ビタミンB群やミネラルも含まれていますので、栄養補助にも役立ちます。
和え物のこの料理は、使用する素材も少なく、調理時間も短く、しかも健康に役立つというとてもメリットの多い料理です。

1人分の材料と作り方

用意する1人前の材料は、一般的にスーパーなどで売られている糸みつば20 g、えのきだけ40 g(3分の1袋)の2つです。
調味料用に、3倍濃縮めんつゆ小匙4分の3、ゆずこしょう0.5 gを準備します。
調理手順は、
1.三つ葉とえのきたけは、それぞれ、サッと茹でたあと、食べやすい長さでカットし良く絞って水分を切っておきます。
2.1.の三つ葉とえのきを用意した調味料でよくあえるだけで完成です。

和風ハーブ「三つ葉」は3タイプ

三つ葉は3つのタイプに分けられ、糸三つ葉・切り三つ葉・根三つ葉の3種で、スーパーや八百屋さんなどで売られているモノは糸三つ葉がメインに並び、スポンジ付きのものもあり、小型の三つ葉です。
切り三つ葉は、光が当たらない環境で成長したモノで、生食向きと言えます。
根三つ葉は、歯触りが良く日持ちが最も良い上に、豊富なビタミン類を含有しています。
三つ葉は根の部分を使って、水耕栽培で多くの株に次々と増やすことが可能です。
根三つ葉は、特に、動脈硬化や心筋梗塞の予防に効果を発揮するビタミンAを豊富に含み、この成分は悪玉コレステロールが酸化するのを阻害し、過酸化脂質が出来ないよう守ってくれます。

香味をはじめ様々な効果を持つ三つ葉

三つ葉は豊富なビタミン類を含んでおり、特に、ビタミンB2が豊富でこれはAと同じく、過酸化脂質を防止してくれるほか、脂質を代謝させるには必須のビタミンで、ダイエットには最適です。
このビタミンB2等の栄養素は水溶性である為、一時期に大量に摂取して体内に貯蔵しておくことが出来ないので、こまめな摂取が必要です。
ビタミンB2は粘膜保護や視力低下の予防、肌荒れなどのトラブル解消などにも効果を発揮します。

また、肝機能の増強、貧血予防効果もあり、豊富なβーカロテンは抗酸化作用を有しアンチエイジングや免疫強化で癌の予防効果も持ちます。
三つ葉のさわやかな香り成分はミツバエンといい、人に与える効果は、食欲を増し、神経を安定させ、結果としてストレスを軽くし不眠症の改善をもたらしてくれます。
三つ葉は、生食でも茹でて食べても可食部一束分で5kcalと低カロリーに変化はないのですが、熱を通し過ぎると香味と食感がなくなる為、避けるようにしましょう。

三つ葉とエノキの柚子胡椒和え