鶏だしのロールキャベツ

春キャベツと鶏肉で栄養満点の満足レシピ

鶏だしのロールキャベツは、みずみずしい春キャベツと鶏肉が主役のヘルシーなメインディッシュです。
鶏の出汁がしっかりと効いているので、あっさりと優しい味なのに満足感の高い一品となっています。

早春から出回る春キャベツはみずみずしく、栄養が豊富です。
抗酸化作用などアンチエイジング効果が高いビタミンC、胃の働きを正常にするビタミンU、生活習慣の予防につながるカロテン、腸に良い食物繊維などが含まれており、一般的なキャベツに比べてビタミンCやカロテンの含有量が多いことで知られています。
鶏肉は筋肉や骨を作るのに欠かせないたんぱく質はもちろんのこと、心身の疲労を回復するビタミンB群がたっぷりと含まれています。

春キャベツと鶏肉を一緒に食べる「鶏だしのロールキャベツ」は、ビタミンやたんぱく質など栄養をバランス良く取れるヘルシーな一品なのです。
スープごと食べるので、ビタミンCなど水溶性の栄養分を余すところなく摂取できるのもおすすめのポイントです。
薬膳でもキャベツと鶏肉の相乗効果で、疲労回復や免疫力が向上すると考えられています。

材料と作り方…鶏手羽の旨みが効いた出汁が特徴

2人分(4個)の材料は、まず春キャベツの葉が4枚(葉が小さい場合は8枚程度)、鶏挽肉が150グラム、玉ねぎ1/2個、人参1/2本、パン粉大さじ2、卵1個が必要です。
次にスープ用の材料として、鶏手羽先5本、水5カップ(1000cc)を用意してください。
調味料は、酒大さじ2、醤油大さじ1、みりん大さじ1です。

まず、手羽先に塩・こしょう少々(分量外)で、下味を付けます。
玉ねぎと人参はみじん切りにし、卵は溶き卵にしておきましょう。
鍋にお湯を入れて沸騰したら春キャベツを入れて、さっと1分程度で十分茹でます。
ざるに上げて、粗熱が取りましょう。

次に、ボウルに鶏ひき肉と玉ねぎ、人参を入れてよく混ぜ、白っぽくなってきたら溶き卵とパン粉を加えて、さらによく混ぜます。
これがロールキャベツのタネになりますから、4等分しておきましょう。
キャベツの葉を1枚広げて中央に丸めたタネを置き、キャベツの葉を左右をたたみ込みながら俵型に巻いていきます。
このとき、ふんわりと巻くのではなく、きっちりと強めに巻いてください。
こうすることで、煮込んだときにタネがキャベツからはみ出るのを防ぎ、美しく仕上がります。

鍋に水と鶏手羽先、調味料を入れて強火で加熱し、沸騰したら弱火にします。
アクを取りながら弱火で10分ほど煮込んだら、ロールキャベツを巻き終わった部分を下にして加えて、さらに15分ほど煮込みます。
火が通ったのを確認できたら、お皿に盛りつければ完成です。
好みで、青ネギや千切りの生姜などをトッピングしてください。