コロンブスが新大陸から持ち帰った「梅毒」

日本でも有名な感染症である梅毒

梅毒は日本でもよく知られている感染症で、今でも広まることがあります。
昔から梅毒に苦しむ人はたくさんいますが、今なお注意すべき感染症であることは変わりません。

こうした梅毒ですが、実は「コロンブスが新大陸から持ち帰った」という説があります。
これはアメリカの大学で行われた研究による結果ですが、これは確定的な情報というわけではないようです。

「梅毒がコロンブスによって持ち込まれた」と断定するにはまだ時期が早く、言い切る際には注意する必要があります。
人によってはこれを完全に信じてしまい、確定的な情報として人に話してしまうこともありますが、安易に断定することは避けるべきなので気をつけてください。

梅毒でよく見られる症状

梅毒で多くの人に生じる症状は3段階に分かれ、まず最初は痛みがあまり感じられないような潰瘍が生じます。
このときの症状は軽いため、人によってはそのまま放置してしまうこともあります。

次に生じるのが発疹や発熱です。
発熱は風邪などで起きることもあるため、これも「ただの風邪だろう」と見過ごしてしまう人がいます。
ただ、梅毒の場合は熱だけでなく他の症状も合わせて起きるため、そこから判断することになります。

さらに、疲労感も起きやすいのが梅毒の症状の特徴です。
仕事などで普段から疲れが溜まっているときなど、疲労感は誰しも感じるものですが、梅毒の場合は強い疲労感が生じやすいです。
「いつもの疲れと違う」と感じたら、早めに病院で相談する必要があります。

第3段階になると、腫瘍が体中にできるという症状になります。
この段階までくると目に見える形の大きな症状となるため、すぐに分かります。
この状態になる前に、早く対処する必要があります。

しかし前述のように、第1、第2段階では軽い症状から気付かない人もいるため、梅毒は発見が遅れてしまうことがあります。
そのため注意すべきこととしては、「普段と違う症状だと感じたら、早く病院へ相談しに行く」ということです。
梅毒は昔からある病気のため、その対処法も研究されています。
早く処置をすることで治療できる可能性も高まるため、軽い症状だと感じても油断しないことが大切です。

妊婦に感染すると、胎児にも影響が出る可能性が

梅毒はその危険性を軽く考えてしまう人がいますが、これは大きな間違いです。
妊婦が梅毒に感染してしまった場合、胎児にも悪影響が出る可能性もあります。
日頃から十分に気をつけて、梅毒に感染しない・感染させないように予防することが大切です。

そのためにもきちんとした知識をつけて、できるだけリスクを避けるよういしましょう。
そうすれば自分も周りの人も、危険な目に遭わずに済むはずです。