昼寝で体も心もリフレッシュ

昼寝にはこんな効果が

昼間についつい眠たくなってしまう、うたた寝をしてしまうという方はいませんか?
最近ではパワーナップとも言われるほど昼寝のパワーに注目が集まっており、昼寝の時間を取り入れている企業や学校もあるほどです。
睡眠不足をカバーしたり仕事や勉強の効率をアップさせてくれると言われていますが、昼寝には具体的にどのような効果があるのでしょうか?

まず一つ目に、眠気を取っ払ってくれる効果があります。
人間の体は、寝た時間から約15時間で眠気が強くなるようになっています。
夜10時に寝る人であれば次の日の午後1時頃に眠気が最も強くなるというわけです。
この眠気が強くなるタイミングで昼寝を計画すれば、眠気をスッキリと解消することができます。

また午後の早い時間に短い昼寝をすることで、作業効率の改善に効果的とされているんです。
大手企業の一部で昼寝の時間を取り入れられているのも納得です。

起床して15時間以上経つと作業効率は酒気帯び運転と同じ程度、17時間を過ぎると飲酒運転と同じレベルまで低下するとも言われています。
昼寝は疲労がしっかりと回復され、午前中の業務で消費してしまったスタミナを元に戻すことができるため午後からの活動に良い影響があります。

昼寝するなら何時がいい?

このように様々な効果のある昼寝ですが、昼寝をするなら何時頃が効果的なのでしょうか?
実は、厳密に何時から何時が最も良いと言う時間はありません。
前日に寝た時間から15時間後が一般的なが眠さのピークです。
眠さがピークに達した時に昼寝をするのが最も良い時間と言えるでしょう。

ただ、夕方の4時以降に昼寝をすると夜の睡眠に影響があるためその前に済ませてしまいましょう。
特別疲れているという実感がなくても、強い眠気を感じ始めたら昼寝を取ることで眠気をリセットし、疲労を改善することができます。

昼寝のしすぎは逆効果?!

昼寝は、コンピューターを再起動させるようなものです。
睡眠の専門家によると、時間があまりないという時でも10分程度の昼寝でグッと意識もはっきりさせることができます。

集中力や注意力が必要な時には、短い昼寝を取るのが効果的です。60分近い長い昼寝は脳の認知能力をグンとアップさせるのに効果的です。
さらに時間的なゆとりがあるという場合は、90分程度の昼寝で睡眠のサイクルに入ることができます。

しかし、多くの方は毎日90分の昼寝を取るという余裕はないはず。
5分から20分程度の昼寝でも脳の疲れを回復させることができます。
30分未満のお昼寝というと、あっという間に終わってしまいそうな感じがしますが、短時間で脳と体を休めお昼からの活動の効率をアップさせることができます。