熱中症がだんだんと増えてきている
時代が進むにつれて、医療も進化しさまざまな病気が治るようになってきています。
逆に過去と比べると増加傾向にある病気もあり、近年そのひとつに熱中症が挙げられるようになりました。
熱中症は、気温が高い場所に長時間いることで、体調を崩してしまう症状を指します。
主な症状は頭痛や吐き気、だるさなどで、症状が進むと失神してしまい、深刻な後遺症を残すこともあります。
熱中症は比較的多くの人が経験している病気ですが、油断せずに注意する必要があります。
なぜこのように熱中症が増えてきているのかというと、原因のひとつに地球の温暖化が挙げられます。
地球の温度は環境破壊など様々な要因によりだんだんと上昇しており、これによって毎年の平均気温も徐々に上がっていってしまっています。
特に夏場は非常に暑く感じることが多く、以前よりも熱中症のリスクが格段に高まっています。
熱中症はけして治らない病気ではなく、軽度な症状の場合は涼しい場所で水分を摂り安静にしていると回復します。
ただ、症状が進んでしまうと命に関わる危険になることもあります。
「たかが暑いだけ」と気を抜かず、暑い日に外で作業する日などはしっかり熱中症対策を施しましょう。
エアコンをつけて、温度調節をするべき
熱中症を防ぐのに効果的なのが、エアコンです。
エアコンはエアーコンディショナーの略で、部屋を快適な気温に保つとても便利な家電製品です。
人によっては、「家なら太陽が直接当たることはないから、熱中症になることはないだろう」と考えてしまうことがあります。
しかしこれは間違いであり、部屋で過ごしていても空間の温度が上がることでサウナのような状態になってしまい、熱中症になってしまう可能性はあります。
これを避けるためには、やはりきちんとエアコンで室内の温度調節をするべきなのです。
節約のためにエアコンをあまり使わないようにしていたり、健康に悪そうだからといってエアコンを付けなかったりする人もいます。
ただ、我慢して熱中症になってしまっては本末転倒のため、上手に使うようにしましょう。
こまめな水分補給も大切
気温が高くなると、水分が蒸発しやすくなります。
人の体にも水分があり、体内の水分が少なくなってしまうと身体を冷やす機能などがはたらかず、熱中症になりやすくなってしまいます。
汗のかきやすい夏場は特に水分補給をしっかりとして、体を健康な状態に保ちましょう。
また、スポーツドリンクなどは水分だけでなく体に必要な栄養素も補給することができ、吸収も早いため水分補給時におすすめです。
気温は少しずつ高くなっていますから、この時期からでも熱中症は今後も増えるかもしれません。
症状が出てからでは遅いため、日頃から予防をするように気をつけましょう。