脳出血

脳出血とは

脳出血とは、脳内の血管がなんらかの原因で破れてしまうと、出血が起きてしまうという病気です。
また、風邪のように確実に進行していくタイプの病気ではありません。
なので、人によって病気の進行度が違っているのも、脳出血の特徴です。
脳出血は脳の中で出血が起きるのですが、大脳、小脳、脳幹といった定まった場所で出血が起きやすいという特徴もあります。
脳出血を病院で診断してもらった場合、早い段階で血腫について診断されるようになっています。
脳出血は人によって病気の進行度が違うと案内しましたが、血腫の大きさによって病気の進行度が違ってくるのです。

また、脳出血は早い段階で手術が行われる病気・・・と思われていますが、実際は投薬などで治療が行えるか確認します。
つまり、手術が前提となっている病気ではないのです。
人によっては、生活習慣病などの影響で脳出血にかかってしまう人もいますし、症状が緩和していくケースもありますので、現代では手術による治療そのものが減ってきました。

それと、最近ではカテーテル治療なども有名です。
カテーテル治療とは、血管内を通過することができる極小ワイヤーのようなものです。
こちらを利用することで、脳出血の原因となるこぶを治療することができるのですが、脳出血そのものの再発予防にもつながるとして注目されています。
カテーテル治療の場合も手術を行うわけではありません。
小さな穴を足元に開け、そこから極小ワイヤーを侵入させることで、血管内を移動させるという仕組みです。

治療中は、血管内のどの部分をワイヤーが通っているのか確認できるため、治療経過がわかるような形で医師が治療を進められる治療方法として、脳出血の予防、治療で有名となっています。

脳出血の治療方法、予防方法

脳出血の治療方法ですが、頭蓋内圧亢進(ずがいないあつこうしん)症状を緩和する目的で「抗浮腫薬」が投与されることが多いです。
手術といった外科的治療については、このような投薬により症状が緩和しなかった場合、もしくは症状の悪化が懸念される場合に検討を行うことが多いので、脳出血の患者は、必ず手術による治療を受けるわけではありません。
手術の必要性については、水電解質のバランス、高血圧に関する診断を終えた後に判断されるため、脳出血の予防は、早い段階でこれらの診断を受けているかどうかが鍵となります。

また、人によっては脳出血の手術を恐れている人もいます。
なので、診断を受ける前に投薬による治療も受けられることを教えておきましょう。

予防のための対策としては、第一に高血圧にならないことです。
血圧が高いとリスクが高まることが分かっているので、高血圧の予防と、高血圧の方はしっかりと治療をしましょう。
野菜不足の食生活や過度な飲酒習慣なども原因のひとつとなりますので、注意が必要です。