狭心症

狭心症とは

狭心症とは、胸の痛みなどが発作として表れる症状のことです。

なので、狭心症にかかっている人は狭心症の症状が現われる際に、胸などを押さえつけるといった独特のポーズを取ることでも知られています。
なぜ、このような痛みに襲われるのか?というと、人によっては圧迫感が痛みに変わってしまうからです。
そのため、人によっては狭心症にかかっていても、胸を圧迫される、動悸が見られる程度の症状で済んでいる人もいます。
どちらも同じ狭心症なのですが、分類上は以下のように細かく分類されているという特徴もあります。

まず、狭心症で有名なものは労作性狭心症です。
先ほどの痛みを伴いやすいタイプの狭心症がこちらなのですが、他には特徴的な症状が出づらいため、人によっては早い段階で狭心症であることを理解できます。
そのため、多くの人から適切に認知され、病院でも狭心症の診断を受けている人の数が多いことで有名です。

次に安静狭心症というものもあります。
痛みが酷いのではなく、段々と動悸が早まっていくタイプの狭心症です。
人によっては、不安の影響で冷汗が止まらなくなるという人もいますが、他の狭心症と比較すると初期症状が落ち着いているため、それほど気にならずに生活されている人も多いという特徴があります。

それと、狭心症は圧迫感が必ずある・・・というわけではありません。
症状にもよりますが、内臓が冷えていくような感覚に襲われる人もいますし、中には胸がせり上がっていくような感じになる人もいるのです。
このように、人によって微妙に感じ方が違うというのも、狭心症だけの特徴と言えるでしょう。

狭心症の治療方法、予防方法

狭心症の治療方法ですが、手術以外では薬物療法が効果的であると言われています。

その理由ですが、狭心症で問題となっているドロドロとした血液を、薬物療法によってサラサラに変えられるからです。
狭心症の治療では、主に「β(ベータ)遮断薬」というものが使われます。
β遮断薬は、血管を拡張してくれる硝酸(しょうさん)薬として有名ですが、症状によってはカルシウム拮抗(きっこう)薬という薬を使用することもあります。

狭心症の予防方法ですが、基本的に細かな検査を受けているかどうかが鍵です。
なので、狭心症かも?と思った際は運動を控えるようにして、ストレスの溜まらない生活を第一とし、そして定期的に「循環器科、内科」で狭心症の検査を行うと良いです。
水分摂取が少ない生活を送っていても狭心症の症状が悪化しますので、先ほどのストレスの溜まらない生活習慣を意識した生活だけでなく、小まめに水分補給を行うような生活を続けると、狭心症の初期症状を予防・緩和できるようになります。