心臓病

心臓病も実は生活習慣病の一種とも言われています。
人間にとって心臓はとても大切な物です。
替えが効かない唯一のパーツと言っても過言ではありません。

心臓停止は、同時に人間としての生命活動の停止をも意味する事なのですから、心臓がどれだけ大切なものなのかが分かるかと思いますが、なぜ心臓病になるのかはいくつか考えられています。
先天的な異常や体外からの影響もあります。

血栓の原因

例えばエコノミークラス症候群等で出来た血栓が心臓に送られるといった事で、心臓病を招いてしまう事もありますが、生活習慣も心臓病の一種です。
高血圧や動脈硬化から心臓病が併発される事がとても多いと研究で分かっているのですが、生活習慣病は血管や血流にも悪影響を及ぼすものです。

そして、血液は心臓も通ります。
むしろ心臓は血液のポンプでもあるのですから、生活習慣病で血液や血管にあまり良い影響を与えていない状況であれば心臓病になるのは何ら不思議な話ではありません。
心臓病は治療法もいくつか確立されており、内科治療と外科治療の両方の面から治療する事が可能になっているのですが、内科治療の方が断然安心です。

相性の問題

外科治療の場合、心臓病の治療そのものを飛躍的に発展させたという事実もあるのですが、同時に相性の問題もありますから人間の力ではどうする事も出来ない部分もあります。
高度な技術を持った医師が施術してくれたとしても、結局の所人工臓器と本人の相性が悪ければ残念な話ではありますが手術は成功とは言えません。
むしろそれは失敗と言っても良いのかもしれません。

また、技術的な問題だけではなく倫理の問題も絡んでいます。
心臓は先にもお話したように、替えの利かないパーツです。
心臓移植する事で心臓病を改善する事が出来るかもしれないとは言っても、では心臓はどこで用意するのか。

そもそも臓器を取り換える事に対して本当に良いのかといった問題もありますし、心臓移植後の患者の延命率が思ったほど高くないため、そこまでやる必要があるのかと言った声も挙がっています。
このように、心臓病はとても厄介な症状です。それが生活習慣病によってもたらされるかもしれないのですから、生活習慣病の予防と対策は心臓病の回避にも繋がる事なのです。
生活習慣病など別にそこまで騒ぐような症状はないと思っている人も多いかもしれません。

ですが実際には心臓病のように、医師の力量をもってしてもどうする事も出来ないような症状の予防にもなるのです。
心臓病に関しては様々な形で扱われていますが、生活習慣病も無関係ではありませんので、真剣に考えるべきものなのです。
また心臓病になってしまったら、さすがに冗談では済まされませんし、文字通り生命の危機と戦う事になるのですから。