くも膜下出血

くも膜下出血とは

くも膜下出血とは、くも膜下において出血が見られる場合を言います。

くも膜下出血というと、死亡例も多く存在するので死亡につながるものと思われているケースが多いです。
ですが、ゆるやかに進行するケースも多く、且つ自覚症状もハッキリとしているので、くも膜下出血はくも膜下出血である・・・と判断できるケースが多いという特徴もあります。
例えば、働き盛りの人に多いという特徴があり、心身ともに健康的である人では症状がまったく出ないケースのほうが多いのです。
つまり、身体がなにかしらの理由により疲弊している人ほど、くも膜下出血にかかってしまいやすいということです。

ただ、くも膜下出血は放置していると死亡率が高くなってしまうので注意してください。
他の病気と同じで、早めの診断を受けておくだけでも将来の安全性に大きな違いがでます。

頭痛との相違点、治療方法や予防法は?

くも膜下出血は頭痛ではありません。
なので、頭痛との相違点について明らかにさせていただこうと思います。
まず、頭痛というのは主に神経痛により発生するものと、ウィルスなどを介して発生するものに分類されます。
そのため、一時的な頭痛を患ってしまうケースが多く、くも膜下出血のように長期的に問題が解決しないというわけではありません。

次に、頭痛の場合は冷えなどにあまり襲われないという特徴があります。
くも膜下出血の場合、指先の震え、もしくは指先、手のひらなどが冷えてくるという症状があるのですが、頭痛の場合はこのような症状がまったく出ないケースのほうが多いのです。

次に、くも膜下出血の治療方法ですが、治療は「クリッピング」という手術を行うが多いです。
動脈瘤(どうみゃくりゅう)に対してクリッピングという手術を行うのですが、可能であれば手術を行うことが多いだけなので、人によってはクリッピングを行なわずに投薬による治療を行うケースもあります。
クリッピングとは、再破裂予防のために行う手術でもあるので、くも膜下出血で問題となっている、瘤(こぶ)を取り除くことを目的としている手術でもあります。

そして、くも膜下出血の予防についてですが、くも膜下出血の予防は個人で判断せずに病院で診断を受けるのが正しい・・・ということを理解しておきましょう。
というのも、くも膜下出血に似通った症状の病気が多いからです。
病気で診断を受けていると、くも膜下出血なのか、それとも頭痛なのかが明確になりますので、くも膜下出血の予防として痛みをやわらげてくれる治療薬を受け取ることができます。
人によっては、くも膜下出血を予防するために、生活習慣に関するアドバイスを受けることもありますので、できる限り早い段階で診断を受けたほうが賢明でしょう。